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2012年11月29日木曜日

新入りのクマノミくん

空手の練習に没頭している間にコケがかなり多くなってきたので、
11月頭に歯ブラシと内径5mmほどのホースを使って、コケをこすり取り、
舞い上がったデトリタス(ゴミ)を吸い取って、水槽の外に出す作業をした時に
1年ぐらい飼っていたカクレクマノミがすごく調子が悪そうにしていた。

翌日、1匹が☆になり、もう一匹もダメになってしまった。

しばらく飼っていて、ペアになっていそうなだけに非常に残念だ。

後で調べたら、デトリタスが舞い上がった時にそこに隠れていた細菌が舞い上がって
病気になってしまうそうだ。
その細菌は、イソギンチャクやサンゴにとって、餌になるそうだが、
魚には、病気の原因になるらしいことが分かった。

人によっては、悲しさのあまり、飼育をやめてしまう人がいるそうだが、
ボクは、諦めきれなかった。

週末にアクアショップに行って、新しい子を探しに行きました。
今度の子は、少し大きめだったが、これぐらいの方が飼いやすいかと思い2匹購入。

早速、水合わせして、水槽に入れてみた。
翌日、水槽を見てみると、ナント2匹ともぐったりしている!
とりあえず、仕事があるので、出勤してもクマノミのことで頭がいっぱい。

とりあえず、ネットで調べてみたら、「トリコディナ」という病気というのを見つけた。

この病気は、ショップに入荷したクマノミ類になりやすい病気で、
購入前に感染している事が多いそうです。
この病気は、発症まもない間なら、短時間の淡水浴で症状が回復することが多いが、
症状の進行が早く、5、6時間で死んでしまうケースもあると言われている。

淡水浴をさせるのは、海水に生息する細菌が、淡水の中では、長く生きられないため
簡単に殺菌することができる。
時間にして、5分程でいいそうだ。
それ以上、やってしまうと、魚にストレスを与えてしまう。

「トリコディナ」病の症状としては、体の周りに白いもやができたりする。
魚の症状としては、下に止まり、ぐったりとして、横に倒れた状態で
呼吸がはやい。

こうなると緊急の淡水浴が必要になる。

ボクは、急いで家に帰り淡水浴をさせようと思っていたら、
元気に泳いでいるじゃないか。

どうやら、自力で回復したみたいだ。
その後は、餌はまだ食べないものの順調に環境になれ、3日目には、イソギンチャクに入った。


イソギンチャクに2匹が入るとまず縄張り争いが始まる。
クマノミは、実は、縄張り意識が強い魚だ。
激しい縄張りが終わり、負けた方が一時的にイソギンチャクを離れる。

そして、イソギンチャクに残った方は、メスになる。
そう、クマノミは、性転換するのだ。

縄張り争いに負けたクマノミは、また、イソギンチャクに戻ってくる。
当然のごとく、また追い払われるのだが、それが
だんだん弱くなっていき、イソギンチャクに入れる時間が長くなってくれば、
ペアになるという具合にカクレクマノミはカップルを作り、そのイソギンチャクで
産卵をします。

という具合にうまくいけば、いいけれども
やっぱり相性というものがあり、メスが気に入らなければ、イソギンチャクには、入れない。

今のところ、激しい拒絶反応は、ないからこのままペアになってくれると
思うけれどもこの2匹のキューピットになるハタゴイソギンチャクは、ちょっと迷惑そう。

若干弱っている感じもする。

たまにクマノミが激しくスリスリしすぎて、イソギンチャクが☆になってしまうことも
あるそうな…。

しっかり観察して、状態をよくしていきたいな。









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